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名古屋で働いているWebデザイナーのブログです

結婚式場見学で考えさせられた、相手を想いやる姿勢の大切さ

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なんと彼女さんと同棲できることになりました。
まだ結婚はしておりませんが、顔合わせした縁もあってか、彼女さんのご家族に承諾いただけたようです。早速今日からという訳にはいかないのですが、早々に彼女さんは引越し支度をして来ていただけることに。感謝。感謝。

彼女さんは、わたくしの元に意を決して飛び込んでくださる訳ですから、自分としても精一杯一緒に幸せになれるように尽くさなければと思う次第です。

誰かのために尽くす、といえば、最近結婚式場見学でその大切さを実感しました。
3箇所行ったんですけれど、1箇所アウト、2箇所エクセレントな対応を受けたので、記録に残しておきます。

自分本位、"どうして私じゃダメなの?いいでしょ?"

何に怒ったかというと、こんな対応。

  • 今日うちの会場に決めてくれたらこんなに安いよ!という見積もり
  • 6月決算だから、今だけお安くできるんです、とこちらにはどうでも良い煽り文句
  • 今日決めるのは無理です持ち帰りますと言ったら、なんでですかとめちゃくちゃごねる
  • 次の式場見学があるんで…と切り上げようとすると、「じゃあその会場さんに電話して伝えときますから私たちの話をもっと聞いてください」とめちゃくちゃごねる
  • あそこにしたらこんなことになっちゃいますからうちの方が良いですよ、的な別の会場の悪口を言いだす

私の表面的な反応

  • 6月決算だし大変ですよねー
  • 競争激しいし、そりゃ契約結ぶために必死になりますよね
  • 会場の雰囲気も料理もピカイチなんですけどね
  • もしかしたら、最後に何かサプライズを用意してたのかな?事前に次の見学があるのは伝えてたけどね

私の本心

  • よその悪口を平気で言ったり、約束を破らせようとするのは人としてどうなんですかねぇ
  • 必死すぎて怖い!裏に何があるんですか…
  • 見学したその日にすぐとか決められんわって何度も言うとろうが!話を聞けぇ!!!!

本当、最後の見積もり説明の時まではすごくよかったんですよ。
会場の雰囲気も抜群。バリアフリーも万全。設備は凝ってて新しい。驚きのサプライズができるし、スタッフの皆さんに実演していただいたし。
料理はヤバイ美味い。試食なんだけど、フォアグラとかなんとか牛のステーキ、アワビの丸焼き。一番美味しかったのは旬のなんとかかぼちゃのチーズ焼き。

でも最後のよくわからん見積もりや態度で、もうこちらの印象は最悪。
どれだけ素晴らしい商材(会場、料理)があっても、それを伝える対応がひどければ印象はコロリとマイナスまで落ちることを体感しました。

そのような対応は、もしかしたらこの式場の方針だったのかもしれません。いやそうだったとして、それを悪げもなく、進んでやるような人ではありたくない。

決算言ってたし、担当の人も契約取れないと給料減るとかやめなきゃいけないとか切羽詰まってたのかもしれない。いやいや、そもそも未だにこんなこと考えさせられてモヤモヤさせられてるのも悲しい。
この後に、彼女さんあてで謝罪とOne more chance please!!的なメールが来たけど、それもなんだか論点ずれてて、キリがない。

せめて後のフォローでこんな対応あるとまだ気持ちは違ったかも

  • 先に挙げた対応に対して私たちが怒ってるんだ、という点を理解し、そこへの謝罪
  • 怒ったポイントがわからないならわからないで聞く
  • 聞いた上で、ならこのような提案をさせていただきます、というやりとり、コミュニケーション

自分への戒めとして実感したこと

  • 相手の立場になって考えること
  • 相手の話を聞いたうえで話を進めること

(だいたい)一生に一度の結婚式、初めてで不安な状況が当たりまえの客に対して、一方的に自分たちのサービスを売りつけるのが本当に良いことなのか?
あまり考えなくて良いという人にはそれでも良いのかもしれません。でもそんな人がどれほどいるでしょうか。
最初にそう聞いてみるのも、互いの幸せのためには良いことだとは思います。
「聞く」のも、経験が浅ければ難しいのも承知です。もし経験が浅いのであれば、周りが本来はフォローできる環境であるべきです。

ここから2つは、素晴らしかった式場について紹介します。

相手のことを大事に思い、自分自身も楽しむ

シャンテ(Chante)さん…最初に見学した会場です。

素晴らしかった対応

  • 最初のヒアリングが非常に丁寧
  • 担当の方が一番楽しそう
  • ヒアリングで挙げた悩みや希望が、見学中の会場演出にも組み込まれている
  • 日程がまだ決められないと相談したら、それを踏まえた親身な対応をしてくれる

担当者の方がとにかく楽しそうでした。

いろいろ装飾とかサプライズとかできるんですけど、地元がそちらでしたらこんなのはどうでしょう、とか。
自分も〜前に挙式したんですけど、こういうことやったらめちゃくちゃもりあがったんですよね〜!!とか。

もはや同い年の友達か?!(実際は5歳年上)くらいのノリだったんですけど、おかげで楽しく、実際の式をイメージしながら見学することができました。

日程確認の時も、「ぜひお二人の式を一緒にサポートさせていただきたいです、絶対楽しくなると思います!!だから◯◯日は仮予約しておくんで遠慮しないでください!」と、熱い!そう言われると悪い感じは全くない。実際、いろいろ根回ししていただいてるみたいだし。自分たちのことだけでなく、しっかり私たちのことを考えてくれているんだなあ、という印象。

それに演出のスタッフさん、お茶だしの別のスタッフさんも、とにかくリラックスした笑顔で対応してくれました。

ここで挙式をあげたら楽しいだろうなあ、と素直に思えました。素晴らしい。最初の会場でしたけど、最後まですごく印象に残っています。

寛大な心を持ち、全てにおいて余裕を見せる

ウルフギャング・パックさん…アカン式場の後に見学しました。結局15分遅刻です。でも、快く迎えてくれました。

「結構、同じ感じで引き止められて遅れて来られることが多いんで全然大丈夫ですよ」と担当の方。
いやはや、そういう式場がおおいのかとモヤモヤ…。

素晴らしかった対応

  • 担当者にめちゃくちゃ「余裕」を感じる
  • 忙しいはずなのに忙しさを感じさせないプロ意識
  • 日程は「ここは埋まってるから他のところをどこでも選んでください」という潔さ

この会場のご担当者は、なんだかとりあえず任せたら大体大丈夫なんじゃないか、と思わせる安心感がすごかったです。

見学の時、まさに式が行われている最中でした。で、その担当者はそちらにも関わっていたようです。
試食を待つ時とか長めの時間席を外されていて、戻ってきた時にちゃかして「お忙しそうですねえ」というと、「そう見えてしまいましたか、いけないなあ…」とぼそり。なんというプロ意識。
自分だったら、さっき◯◯◯をしてきたところなんですよ(ドヤァ)…とか言ってしまうところです…。

見積もりで日程を選ぶ時ですが、他の式場では候補をこちらからあげて、確認してもらう流れでした。ここでは、「バツの付いてないところで希望の日に丸つけてくれたらそれで見積もり作ります〜」という潔さ。

「一般的な会場だと、担当者が偉い人にどこなら良いか聞きに行くんだけれど、ここだと自分が直接やってるからいいんですよ」、と。確かに、担当の方の肩書きがゼネラルマネージャでした。

ひゃー大変そう、でも全然大変そうな素振りを見せない…プロだ…、全部任せちゃいそう…、と思ってました。話も明瞭で素晴らしかったです。

「見積もりを一旦持ち帰らせてください」とこちらからいうと、「そりゃそうです、じっくりゆっくり考えていただいて、なんでも相談してください」みたいなお言葉。頼もしい。

思ったことまとめ

自分都合じゃやっぱりダメです。聞いてる側はすぐわかっちゃいました。ていうかせめてわからないようにしてくれ。

それに、何かを勧めるのであれば、自分自身がそのことについて大好きだとやっぱり強い。単に自分の中では大好き!でもダメで。他のものと比較した上でそれが好きなんだ!と、本心から思っていないとダメなんだろうなあ。

アカン会場の人だって、なんとか就いたブライダル業、嫌いなんてことはないと思います。忙しさもあるのかもしれないですけれど、それが「好き」だという気持ちを忘れてはいけない。忘れたら、人と共有できない。共有できないなら、共感してもらえない。信じてもらえない。

そう思えないのなら、そもそも勧めるべきではないのでしょう。仕事とはいえ。で、わかってやってるならその素振りを見せて欲しい。そういう本心を伝えて欲しい。そんなあなた(担当者)を信頼して、ちゃんと話を聞き、共感してこちらから相談します。私の場合は。

自分で伝えられる魅力を全て伝えたのなら、あとは相手に委ねるべきです。
無理やり押し切って選んでもらったとしても、誰が喜ぶのでしょうか。同じこと、自分がしてしまわないように、と思います。

そういう配慮というか、心の余裕は、経験の積み重ねで身についていくものでしょうか?環境の影響も強いでしょうが、まず自分で意識して身につけていけるように心がけたいところ。いっぱい勉強しよう

さて式場選び、どちらの会場にしようか…。
いまのところ、未だ未定の父の予定に委ねられています。