「LifeArt」というアプリが最近リリースされました。定価が1,800円もするクソ高いアプリなんですけど、期間限定で半額セールだそうなので勢いで買ってしまいました。
「MandalArt」というアイデア発想アプリがベースになってまして、そちらはよく使っていたのです。
購入直前、面白そうだと思ったところ
「仕事効率化」アプリをAppStoreで見ていて、「関連するアプリ」に「LifeArt」が表示されたのが出会いです。「MandalArt」とアイコンがそっくりなので、「あ、続編かな!?」とすぐにわかりました。
価格が高いので事前にいろいろ検討したのですが、購入に踏み切ったポイントはこちらです。
新しいMandalArtであること
AppStoreのスクリーンショットを見てすぐ、なんだか面白そうなアプリだと感じました。
テキストなどを入力するアプリなのに、正方形のグリッドで仕切られている上、時間軸が主役になっている独特なレイアウトなんです。そして、MandalArtを使ったことがある人ならば、「なるほど画期的なデザインだ!」と思えるようなものになっています。
そもそもMandalArtとは
Web上ではいろいろな紹介がされていますが、基本は、アイデア発想支援ツールです。
9つのマスの中で、まず中心に気になるキーワードやテーマを記入し、周囲の8マスを関連するキーワードで埋めていきます。マスが空いていると埋めたくなるもので、そう思考する中でいつもは連想しないキーワードが浮かんでくることもあります。
埋まったら、その中の一つのマスに記入したキーワードを取り出して、同じ作業を繰り返します。
こうしていく中で、気になるキーワードやテーマについてどんどん考えを深めていくことができます。マインドマップと一緒に紹介されることも多いですね。
ただ、開発側の皆様にとっては単なるアイデア発想ツールではないようで、もっと大きな役割…「人生と日々の生活を創造していく」ものという位置付けをされています。
アプリのイントロダクションの中でも、「人生を編集する」とか「MANDAをLAする」とか、独特の表現が行き交います。難解でかなりとっつきにくい。
その難解さについてはAppBankさんがこちらのページで紹介されてます。
今までレビューしてきたアプリには見られない、特異な特徴があります。それは「シンプルだけど使い方が分からない」こと
わかる。
そんなわけで、「きっともっとちゃんとした活用方法があるんだろうけど、ナンダカよくわからないや!」とモヤモヤしてました。そもそも、アイデア発想支援用のUIの中で、人生をどうたらこうたらまでしようとするのは無理があるやろ!なんて思ってました。
そうした経緯で、今回の「LifeArt」のUIを見た時「自分が理解できなかった、MandalArtアプリでやろうとしていたことの答えがこれなんだ!」と感銘を受けたわけです。その勢いで、これは使って試さないと!とポチってしまいました。
時間軸がメインのUI
「LifeArt」は「人生を編集する」といった方向に特化した「MandalArt」だと感じてします。
コンセプト自体が新しいので、UIも事例のない新しいものになってい(るように思い)ます。私にとってはどんな操作をしたらどんなことができるんだろう!とワクワクしたのも、購入するきっかけになりました。
購入後、実際面白いところ
アプリを勢いで購入した後に思ったポイントはこちらです。
アプリのコンセプト
Facebookページで、開発された方が想いをアツく語っています。例えばこちら。
そして今日 私たちは 無事に一緒になることができました。 私たちを これから【 LifeArt (ライフアート)】と呼んでください。 ―「JUST MARRIED !」https://t.co/xnxTC3rPig
— MandalArt (@imandalart_tw) 2015, 12月 1
「生き方をデザインするツール」という、大きなコンセプトを掲げられております。
個人的には、あくまでベースは「Life Log」アプリであり、付加価値として「Life Log」を生かせる「Thinking Tool」なのだと思ってます。
年、月、週、日をクルクルと回して使う!
OnlyOneな感じのするユニークな操作感です。「1年前の今日」とか、「先週の同じ曜日」とか簡単に選択できます。
普通のカレンダーアプリみたいに、月表示で日付をタップするとか、セレクタで日付をコロコロ回して選ぶとかよりも楽しいです。
日記アプリとして優秀
日付の選択のしやすさと、セルでその日の主要な出来事を俯瞰できるという点で、日記アプリとして優秀です。
その日の関心ごとを寝る前に書き出す習慣をつけると、将来それらの情報がThinkingToolとして役に立つ日がくると思うとワクワクします。
開発者がメッセージを発信し続けてる
Facebookで様々なメッセージが発信されています。なんだかありがたいことが書いてある気がします。
特に 電車の中で何を見たらいい? どうせ覗くなら こういうモノを覗きなよ! という発想から LifeArt は生まれた。 ―「スマホ中毒の解決法」https://t.co/Xskbnp4C4z
— MandalArt (@imandalart_tw) 2015, 12月 5
MandalArtアプリでできることがこのアプリでもできる
画面の左に5つの細いマスが固定されています。
これは、LifeLogにとらわれず、MandalArtアプリのように自由に活用することができます。
MandalArtは課金制のアプリとなっており、払い続けるのはちょっと…という方でも、「LifeArt」であれば払いきりで近しい機能を利用することができます。
まあでも「LifeArt」は「Lifelog」が主役のアプリではありますので、「MandalArt」の代わりに使うには、ちょっと気が散りやすいような気がします。
使ってみて便利だけどわかりにくいこと
マスのコピー&ペーストが簡単にできる
マスを長押しタップすると、iPhoneのホーム画面のアプリを移動する時みたいにプルプルしだして、下にカートみたいなアイコンが登場します。そのカートのアイコンに持ち上げたマスを重ねると、カットかコピーされます。
ちなみに、左のアイコンが「カット」で、右のアイコンが「コピー」のようです。見慣れないアイコンなので、ちゃんと「はじめての方へ」の中を読まないと機能を理解するのは難しい気がする。
バックアップやデータの受け渡しが簡単にできる
一番右のこのアイコンへマスを重ねると、こんな画面になります。
選択したマスのデータを、画像やopmlデータなどで書き出すことができるんです。
もし周りに「LifeArt」や「MandalArt」を使っている人がいれば、書き出してAirdropなどで簡単に共有することができます。
まとめ
以上です。ユニークで、使い続けてこそ価値が生まれそうなアプリ。でも、ほぼ日手帳も使ってるので、それぞれの位置付けを再考しておかなければ…。
MandalArtの方は、無料でインストールして試用してみることができます。
使ってみて良さげだったら、「LifeArt」に手を出してみるのも良いと思います。