iOS10標準カレンダーアプリのUIについての疑問
iOS標準のカレンダーアプリ。
iOS10にしてから、縦表示の時にクセがあるUIになりました。その辺りの現状や疑問について書いてみます。
横向き表示の場合
横向きのUIはシンプルでわかりやすいです。
「日」「週」「月」「年」の表示があり、切り替えは画面上部のセングメンテッドコントローラーで。
検索アイコンをタップすると、検索ワードの入力欄と共に、「予定一覧」が確認できます。
縦向き表示の場合
ところが縦になると構成まで変化します。
セングメンテッドコントローラーがなくなりました。
また「日」「月」「年」表示はありますが、「週」だけありません。
よく見ると、「日」と「月」で右上にあるアイコンが変化します。
「日」の時は、「予定一覧」表示への切り替えボタンです。
ちなみに検索アイコンをタップしても、縦表示では検索ワード入力欄しか表示されません。「予定一覧」を見ることができるのは「日」表示からだけです。
「月」の時は、「月&日(月表示と日表示を両立)」表示への切り替えボタンです。
また、これらの切り替えボタンは、他の画面へ移動してもON/OFFが維持されます。
例えば上図のように、「予定一覧」から「月」に移動した後、日にちをタップしても「日」にはならず「予定一覧」が表示されます。
画面遷移を図にしてみました。横画面の設計とは大きく違っています。
「月&日」表示からは「日」「予定一覧」へと移動できないのも特殊。
例えば、「月&日」表示から「予定一覧」表示に切り替えたい場合には3回のタップが必要になります…。
個人的な疑問
縦表示で「予定一覧」を「日」と同じ階層にした意図は?
「検索と一緒の場所なんて初見でわからないから」…という理由なら、横表示も揃えていないのが不自然です。
上図のように、検索と一緒にしておいた方がまだシンプルなような。
現状のUIでは、慣れの問題もあるにしても、自分が今どの位置にいるのか(前に戻ったらどんな表示になるのか)をよく見失ってしまいました。
もしかして、「予定一覧」は「日」表示の延長(前後の日の予定と併せて確認できる)という位置づけなのでしょうか。
個人的には別物な印象が強いので違和感があります。
画面縦横の違いで、デザインがこうも変わるところに面白さも感じます。
どんな過程でこうなったのか。ぜひいろんな方のご意見も伺ってみたいです。