ドキュメント共有サービスのesa.ioが個人利用でも使いやすかったです
(プライベートな)情報を、育てています。esa.ioで。
だいたい2ヶ月くらい使ってみていい感じなので紹介します。
esa.ioとは
esa.io は「情報を育てる」という視点で作られた、
自律的なチームのためのドキュメント共有サービスです。
使い方や特徴に関していろいろな方が記事にされてます。
- esa.io でゆるふわ情報共有 - Middleman Blog への Export サンプル付き #esa_io - Qiita
- 1,700ページもの情報を簡単に整理・検索できる!情報共有ツール「esa」活用術 | SELECK
料金は、個人利用なら月額500円。
使ってみてよかったこと
独りだけど、日報をつける習慣がついた
esa.ioでは「日報」の「template」が用意されています。
こんな感じのテンプレート。複製して使うと、自動的に日付を入れてくれて便利です。
業務が終わった後、15分くらいで書くようにしています。もともと習慣がなかった(三日坊主だった)のですが、esa.ioを使い始めてから継続できています。
見た目や使い勝手の良さはもとより、テンプレートの使い勝手が良くて便利なのが大きいかと。
日報を書くことで、「案外自分ちゃんと仕事してるじゃん!」とか「あーこの頃忙しかったんやな」などの振り返りができます。
さらに学んだことを書いておくと、自分の成長が実感できてモチベーションや自信にもなります。
困ったことや愚痴、文句も書きたい放題です。そういう率直な感情のほうが、個人用日報としては後々役立ちそうな気もしています。
独りだけど、案件ごとの作業内容を記録に残す習慣がついた
日報とは別に「案件(プロジェクト)」毎にページをつくり、メモを残しています。
個人プロジェクトのメモは元来管理してなかったので、情報を1箇所にまとめられて便利になりました。
会社の案件はRedmineなどにまとめるので、さほど使わない…かと思いきや。
- デザインやCSS・JS実装の参考サイト
- 制作中に試した技術の参照サイト
- 何らかの管理画面(ECとか)の操作手順
こうしたちょっとしたメモを残すと、誰かに説明する時や、別のプロジェクトで学んだことを活かすのに便利です。
そして自分の場合、数週間待ったプロジェクトの作業を再開する…という状況が時折あり、メモがあることで忘却せずスムーズに再開できました。
ちなみに、ページの中に「Referenced from」という機能があります。
こんな感じで、別のページからリンクされていたら自動で表示してくれます。
「日報」の中に「案件」のURLを貼り付けておくと、「案件」のページを見た時にいつ作業をしたのかパッと見れて便利です。
独りだから、ちょっとしたライフログにも使える
せっかく個人で使うのだから…と思い、ジブン手帳のLIFEを参考にしたページをつくってみました。
やりたいことリスト、見た映画・本、関わった人々…などのページです。
ToDoやブックマークなんかは他のサービスを利用したほうが正直便利ですが、esa.ioに一元化する試みをしています。(面倒ですが案外いい感じです)
こうした情報は目につかなくなるといつしか忘却してしまう定めですが、私は最初にアクセスするページ(README.md)に書いています。
さらにChromeのスタート画面に設定したので、PCを開けば確実に一度は目に入る仕組み。「あ、そういえば新しく追記できることがあるな」と思ったらすぐ更新できます。
Markdown記法を習得するきっかけになった
esa.ioをきっかけに、Markdown記法に興味を持ちました。今ではRedmineにも使うほどで、もはやないと困るレベル…。
入力画面では、入力しながらリアルタイムに実際の表示が確認できて便利です。
ちなみにEvernoteでは、Marxicoなど外部サービスを利用しないとMarkdown記法は使えません。
他のアプリ・サービスとの比較
Evernote
私は、ツイートやSwarmの位置情報をバックアップ送信したり、領収書やスキャンした書類を入れたりと、倉庫のような使いかたをしています。
いろいろなモノを突っ込んでいるうちに「文章を書くところ」という感じがしなくなってしまいました…。
個人的に、Evernoteよりesa.ioの方が文章を書いていて「楽しい」です。
無機質で融通の効かない頑固な感じのEvernoteよりも、柔軟でそばによりそってくれる優しい感じのesa.ioの方が好みです(?)。
Qiita:Team
Qiita:Team - みんなが手軽に書ける情報共有ツール
esa.ioと完全に競合となっているサービス。
ただし、最低料金が月額1,490円(メンバー3人)となっており、個人には優しくないです。
Dropbox Paper
記事を書いてる最中に知りました。
g.o.a.tみたいに直感的に編集して、みんなで編集できる、スタイリッシュなドキュメントが作成できます。現在は英語版のみ対応しているようです。
機能がシンプルすぎるのが気になるところ。いろいろなページ(書類)を俯瞰したり、あとから探して編集し直すことが多いならesa.ioの方が使いやすく感じます。
それにしてもこれで十分という人は多いでしょうし、Dropboxにアカウント登録さえしていれば使えるという神懸りな仕様。ヤバイ。
まとめ
こうして書いてみると、esa.ioは、EvernoteやDropboxとは違う独自の世界観を持ったサービスだと感じました。
良いネイティブアプリが無い、など微妙に気になるところがありますが、なんだかんだ使い続けてしまう魅力があります。
公式サイトを見ていて、雰囲気が良いと思ったらハマるのではないでしょうか。
何より自分自身に、日報をつける習慣が身についてきたのがありがたい。
記録しておかないと、いつどんなことをして何を学んだか忘れてしまい勿体無いですからね…。本当は新卒の頃からちゃんと書いていればよかったのですが。
2ヶ月間無料で使えるので、ぜひ試用してみてください!