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名古屋で働いているWebデザイナーのブログです

Overflow.ioが月額$12/1userのサブスクリプションモデルへと移行するそうです

Overflow.ioが月額$12/1userのサブスクリプションモデルへと移行するそうです

Adobe XDとも連携できる、画面遷移図の作成と共有に特化したサービス「Overflow」。これまでベータ版として無料で提供されてきましたが、いよいよ正式版?となり、料金も有料のサブスクリプションモデルへ移行するそうです。

https://overflow.io/just-around-the-corner/overflow.io

Overflow will be going out of Beta in the coming days and will be available as a subscription-based service. Here’s what to expect from Overflow 1.0, as well as how to update to the newest version!

アップデート内容

こちらの記事に書いてあることをいくつか引用します。

When will Overflow 1.0 be available?
On May 26th Overflow Beta will update to Overflow 1.0 the first time you launch the application. You will be able to sign in and start a 30-day free trial using your existing Overflow Cloud credentials or sign up for a new account.

5/26以降、Overflowを起動すると自動で1.0(正式版)へアップデートされます。無料のトライアル期間は30日間とのこと。

Will my existing work be affected?
No, rest assured that any share links you’ve already created in Overflow will not be affected. Just make sure you sign in using your existing Overflow Cloud account credentials.

β版で作成した共有リンクなどのデータは、正式版でも問題なく使えます。

What are the pricing plans?
Subscriptions start from $12 per user per month.

トライアル期間後の利用には、サブスクリプション契約が必要です。料金は、1ユーザーあたり月額12ドル。

Are there any discounts for Beta users?
Definitely! As a token of our appreciation for all your support during our first steps, all Beta users are eligible for an exclusive discount! Our team will follow up with your promo code soon.

ベータ版から使ってたユーザーは特別料金で利用でき、近々そのプロモーションコードが配布されるとのこと。(自分にはまだ届いてないです)

そもそもどんなツール?

Webサイト・サービス・アプリの画面イメージ作成、ユーザーが目的を達成するまでの画面遷移の検証・共有(プロトタイピング)などは、Adobe XDなどのデザインツールでカンタンにできます。

ただ個人的には、「プロトタイピングまでは必要ないけど、各画面の関係性や画面遷移の流れを大まかに共有したい」時がたまにあります。要するに、作成した画面図にタイトルや矢印をつけ、全体の構成や流れを俯瞰的に見れるイメージを作成したかったのです。

これがなかなか最適な方法がありません。XDだけでやろうとすると、専用のアートボード作成してレイアウトして共有リンクで見れるようにするとか、いっそXDファイル自体を開いてもらうとか、何かとめんどくさい。 そこでぴったりなのが「Overflow」というわけです。

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サンプルページがわかりやすいですが、XDで作成した画像を手動で同期し、矢印やコメントを付け、専用の共有リンクを発行できます。

「要件定義 → 画面構成・遷移図作成 → デザインカンプ作成」と、いわば上流から順番に着手するプロジェクトであればメリットは薄いかもしれませんが、個別の画面制作と並行して全体の画面遷移も検証・改変したい場面などで効果を発揮します。

ちなみに最初の段階でフロー図作るだけならWhimsicalとかが楽でオススメです。
あと、Figmaであればそうした資料もひとつの場所にまとめておけばいいし、アカウントさえ紐付いてればすぐ閲覧できるし最高だなと思ってます。

終わりに

毎月12$払うほど使い込んでいないのが個人的に悩ましいところです。特別割引額などみながら検討しようと思います。

今回の内容は、こちらのツイートを拝見して知りました。感謝 🙏🙏🙏