【スマホより本】文鳥文庫を購入しました
文鳥文庫という本?が気になってたので、Webで注文しました。公式サイトもおしゃれ。
大雑把に言うと「ぺらぺらでおしゃれな短編冊子」です。オススメなんですけれども、言うより見た方が伝わると思うので写真貼りながら紹介していきます。
どんなもの?
今は第一弾と第二弾があります。それぞれ8冊セットで、ラインナップが異なります。今回は両方買ってみました。
届いた様子。ビニール包装されてます。第一弾のビニールは驚くほど開封しにくかったんですが、第二弾では別の仕様のビニールになってて改善されてました。
あと、ポストカードも付いてきました。裏面の色使いとメッセージがおしゃれです(購入してのお楽しみ)。
開封後。箱に入ってて普通の文庫本みたいなサイズです。
こんな感じで、箱の中に8冊がずらっと入ってます。
一つひとつ、本体が封筒のような表紙カバーに収まっています。
本体は、ペラペラとした蛇腹です。両面に印刷されてて、端まで読んだら裏返します。こう、言葉にすると面倒くさそうですが、実際はスムーズに読み進められます。
表紙カバーの裏面には、著者のプロフィールと、抜粋された一文が載ってます。その本を読みたくなるようなチョイスで面白い。
いいところ
- さらっと隙間時間に読める
- コンパクトで携行しやすい
- 蛇腹型で紙も薄いけど、案外持って読みやすい
- おしゃれ
あと、本がコンパクトになるだけで、「読書」に関していろいろなメリットが生まれるのが面白いですね。
短編集などの冊子にしか収録されないような文章を、単体の作品として味わえます。パッケージ(ラインナップ)を見て「この物語、長文だと思ってたら短編だったんだ!」→「読んでみたい!」ってなることもありそうです。
読書の習慣がなくても、「この量なら読めそう」って思えそう。自分みたいなSNS慣れしてる人にとっては、これくらいの文章量が安心して、負担なく向き合えるのかもしれません。
気になったところ
オリジナルカバーあるといいなあ
とにかく薄いので、持ち運びに気をつかいます。カバンの中でうっかりくしゃくしゃになってしまわないか、と…。
本体の箱は留め具がなくパカパカ開く感じ。輪ゴムで締めても良いでしょうが、読もうとするたびに取り出すのは面倒ですし、8冊セットで持ち歩くことになります。
文庫本サイズの手帳を持ち歩いているのであれば、そこに挟んでおくと安心かもしれません。自分は持ってないので、下敷きとクリアファイルが合体したみたいなやつに挟んでます。
そういうことで、せっかくオシャレですし、オリジナルのちょっとした持ち運びケースなどがあると良さげ。100~200円くらいでショップに並んでたら一緒に買います。
まとめ
以上です。今は通販か代官山のお店で手に入るようですが、もっと手軽に手に入るようになるといいですね。コンビニとか。あと本屋さんだけじゃなく、電気屋さんとか学校とかに置いてあっても面白そうです。
そういえば、電子書籍で短編小説が手軽に読める仕組みって何かあるんですかね?そういうプラットフォームあっても面白そうな気がする。
文鳥文庫ゆるゆると全部読んでいきたいと思います〜。
追記
ちょうど文鳥社の方が、文鳥文庫についてブログで少し言及されていたのでその内容を引用します。デザインの話も、いつも頷かされる内容ばかりで勉強させていただいてます。
数ページの作品を収録するには、製本するよりも、蛇腹型にしたほうが安定しますし、案外、読みづらさはありません。従来の本という形式は、短い作品に適していません。だから、走れメロスなどは「短編集」として販売せざるをえませんでした。それは本というデザインに瑕疵があったと言えます。短編には短編にあった「本の姿」を考える必要がありました。それで今回、こういった蛇腹型の形式で販売することになりました。
『デザイン思考』とは何か。 - コピーライターの目のつけどころ
インタビュー記事では、今後の展望が少し語られています。